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【CANNES LIONS 2016速報】 LIONS ENTERTAINMENT 結果

2016.06.25

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現地時間24日19時、LIONS ENTERTAINMENTの受賞者発表が行われました。


【ENTERTAINMENT部門 2016 Winner】
グランプリ:『THE DISPLACED』
-国:アメリカ/THE NEW YORK TIMES/VRSE.WORKS
※アワードムービーはこちらからご確認ください。


【ENTERTAINMENT FOR MUSIC部門 2016 Winner】
グランプリ:『FORMATION』
-国:アメリカ/BEYONCÉ/PRETTYBIRD


グランプリ:『HOME FOR CHRISTMAS』
-国:アメリカ/EDEKA ZENTRALE & CO. KG/JUNG von MATT
※アワードムービーはこちらからご確認ください。

【和訳※誤訳、ご了承ください】

(ニュース映像)
「最も悲しいクリスマスコマーシャルです。」

(the guardianのサイト)
"John Lewis(クリスマス広告で有名なイギリスの百貨店)なんか目じゃない。これこそ史上最高に悲しいクリスマス広告だ"

ドイツのスーパーマーケットチェーン「Edeka」広告は、
楽しいホリデーシーズンに家族を集まらせようと、
自分が死んだと思わせる老人のお話です。


『#heimkommen(クリスマスには家へ帰ろう)』


それは、クリスマスの重要性を訴える組織的なキャンペーンです。

自らが死んだと思わせる孤独なおじいちゃんのお話が、
テレビや映画館、ネット上で放映されました。

全てのチャンネルの中で、Edekaはクリスマスには帰省するよう、
そして「帰省者たち」になるよう視聴者を促しました。


(Facebookページ)
"Facebookやインスタグラムに、あなたの家族との再会を投稿してください。"


クリスマスに家族が一緒に過ごすのを手助けするためのクーポンが配布されました。


(Facebookの投稿)
"私の大好きな父は、子供のころ、私にクリスマスの魔法を教えてくれたわ。"
"このクーポンは父のために使いたいわ。だって彼は本当に素晴らしい人だから。"


この話はあっという間に広まりました。
世界中で、人々はクリスマスと家族について、意見を交わしました。
彼らは、Facebook、Twitter、instagramで、
自分たちのプライベートなクリスマスの話をしたり、
帰省の瞬間をシェアしたりしました。

そして、このキャンペーンは、本当に人々を家に帰らせたのです。

(ニュース映像)
「スーパーマーケットが"最も悲しいクリスマスコマーシャル"を制作。」

(Georgina ReillyのTwitter画面)
"このコマーシャルのおかげで、もっと家族と時間を過ごせるように、フライトを変更したわ。"

「女優のGeorgina Reillyは、家族ともっと時間を過ごすためにフライトを変更しました。」
「ドイツのスーパーマーケットのコマーシャルに影響されてフライトを変更したって、家族には言ったの?」


視聴者たちは、この映像を、他の多くの言語に翻訳しました。
YouTubeとFacebookでは、初日の視聴回数が1500万を超えました。
現在では、視聴回数が1億6000万回になっています。シェア回数は400万回を超えています。

このことにより、EDEKAは、世界で最もシェアされたブランドの一つになりました。
世界中のメディアやニュースが『#heimkommen』について報じました。


(New York Post評)
"このドイツのクリスマス広告は、ただただ天才的だ(そして、とってもひねくれている)"

(Marie Claire評)
"クリスマスを孤独に過ごす老人たちに注目を集めさせた、胸が痛むビデオ"


(Huffington Post評)
"このエモーショナルなコマーシャルは、私たちにクリスマスとは一体どうあるべきかについて思い出させる―ティッシュの用意を。これは本当に泣けるから。"

(ニュース映像)
「ドイツはこのビデオに心を動かされました。」
「胸に突き刺さります。」

(テロップ)
"ホリデーマジックか、人心操作か?"
"物議をかもすスーパーマーケットのコマーシャルが、あっという間に拡散中"


「このおじいちゃん、いいねえ!」
「でしょう!?」


そして、Neele Ternesとともに特別制作された歌は、
ネットのチャートで一位に輝きました。

Unruly*によると、これは今までで
最も成功したクリスマスキャンペーンだったということです。
*広告動画の視聴、トラッキング、シェア獲得を推進するアドテクノロジー企業