本日は、カンヌライオンズ3日目でした。一日のレポートをお届けします。
今日の朝は少し時間があったので、地下にあるWifi & App Helpdeskのエリアへ行きました。
メインエントランスを入ってすぐの階段を降り、インフォメーションのデスクを通り抜けます。
その先にある通路を渡って、右に曲がると、Wifi & App Helpdeskのエリアにたどり着きます。
このエリアには、各部門のショートリスト作品を閲覧することができるパソコンが置かれています。
パネル展示では見ることができない動画ファイルをサクサク一気にチェックすることができるので、とても楽です。
昼間はセミナーを聞いて回ります。
今日印象に残っているのは
『Thinking Design』Hosted by Dentsu Inc.
です。
さまざまな切り口から「デザインとは」を追求したプレゼンテーションは、普段日本であくせく働いている間にはなかなか辿り着かないような話で、色々と考えさせられました。
インタビュー動画内で、「奇跡のリンゴ」を栽培している木村秋則さんが喋る姿が印象に残っています。
青森の風景が、遠くフランスのカンヌで大々的に映されている様子も、なんだか感慨深かったです。
19時からはプロモ&アクティベーション、プリント&パブリッシング、ラジオ、ダイレクト、グラスの授賞式が開催されました。
プロモ&アクティベーション、プリント&パブリッシング、ダイレクトに関しては、下記の記事でもご紹介しています。
・【CANNES LIONS 2016速報】DIRECT部門 結果
・【CANNES LIONS 2016速報】PROMO&ACTIVATION部門結果
・【CANNES LIONS 2016速報】 PRINT AND PUBLISHING結果
プロモ&アクティベーション部門のグランプリは『#OPTOUTSIDE』。
One ShowでもBest of Showに選ばれていたこちらの施策は、やはりカンヌでも評価は高いようです。
プリント&パブリッシング部門のグランプリは『McWhopper』。
すがすがしいまでの大胆さで世界の話題をかっさらったこの施策のパワーはやはりすごいなと思います。
その他の部門でもショートリストに残っており、まだまだ受賞していきそうな勢いです。
ラジオ部門グランプリは『THE EVERYMAN MEAL』。
こちらで音源を聞くことができます。
どんなことをしていたって、男は黙ってKFC。
日本人でも理解できるストレートなアプローチで会場内にも笑いが起こっていました。
ダイレクト部門グランプリは、『THE SWEDISH NUMBER』。
コミュニケーションツールのメインがSNSになっている現代で、あえて電話を使った施策。
スウェーデンの電話番号に電話すると、スウェーデン国民の中からランダムに選ばれた人につながります。
やっぱり、メールやチャットよりも電話した方が伝わりますよね。
グラス部門グランプリは『6 PACK BAND』
トランスジェンダーのメンバーで構成されたバンドが活躍することで、トランスジェンダーへの意識改善を促す施策です。
インドといえば歌・ダンス。筋が通っているなと思いました。
また、そのほかいくつか印象に残った施策をご紹介します。
まずは、プロモ&アクティベーションでゴールドを受賞した『THE FIELD TRIP TO MARS』
How to Take a Field Trip to Mars from LM Bus on Vimeo.
VRをバスに!その発想はなかった!という感じでした。体験として面白そうだし、筋が通っていると思います。