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【CANNES LIONS 2016速報】 PRINT AND PUBLISHING 結果

2016.06.21

現地時間20日19時、 PRINT AND PUBLISHING部門の受賞者発表が行われました。


【PRINT AND PUBLISHING部門 2016 Winner】
グランプリ:『McWhopper』
-国:ニュージーランド/BURGER KING/Y&R NZ, Y&R MEDIA NZ , DAVID


▼日本からの受賞作品

  • シルバー:『BRUCE』『CLOONEY』『TILDA』
    -IMYTEC/OGILVY & MATHER JAPAN




プリント&パブリッシング部門は、日本からの受賞は1作品のみと、少なめでした。
グランプリは各所で話題になった『McWhopper』。ほかにもDIRECT部門でゴールドを受賞しています。
↓こちらは受賞した印刷物ではありませんが、同施策のプロモーション動画です。



審査委員長をつとめたDDBシンガポールのJoji Jacob氏は、『McWhopper』の施策を、「シンプルだがもっとも強力」と表現しました。
世界中で話題になり、インターネットをジャックし、マーケティングエコシステムの連鎖を引き起こした印刷広告であるという点が評価されたようです。
孤立した作品ではなく、大規模なキャンペーンの基軸となるこの作品は、印刷広告の未来であるとコメントしました。

プリント&パブリッシング部門と聞くと、どうしても印刷物単体の評価をイメージしてしまいますが、今回評価の軸となったのは、その作品が巻き起こした社会への影響規模やアイデアだったようです。
インターネットという巨大なメディアが存在する今こそ、印刷物単体で終わることなく、その先の展開までを見据えた施策が求められるのだと思います。


「アイデア次第」という点は、印刷物もインターネット施策も、どのようなキャンペーンでも同じだと感じます。
昔より数は減っているかもしれませんが、やはり雑誌や新聞は今でも沢山の人に読まれているし、何かを巻き起こすトリガーとしても印刷物はまだまだ可能性のあるメディアなのだと思います。